クリニック名
医療法人博友会 藤谷クリニック
医師 藤谷 宏子
経歴
- 関西医科大学卒業
資格・所属学会
- 日本小児科学会認定専門医
- 日本アレルギー学会認定専門医
- 日本医師会産業医
- 日本小児科医会こどもの心相談医
- 日本小児科医会地域総合小児医療認定医、指導者
- 日本小児科学会 業務執行理事(HP担当)
- 日本女医会 副会長
- 大阪府女医会 会長
- 大阪小児科医会 監事
アレルギー性鼻炎は、鼻にはいってくるアレルゲンに対しアレルギー反応を起こし、発作性で繰り返すくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状を引き起こす疾患です。
発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻づまりです。鼻のかゆみや、時には目のかゆみも伴います。
それ以外にも目のかゆみや涙目、肌トラブルやかゆみといった症状が出ることもあります。
通年性アレルギー性鼻炎は主にハウスダストやダニが原因で生じますが、動物(猫や犬)毛やふけなども原因となります。
季節性アレルギー性鼻炎は、主としてスギ、ヒノキ、ハンノキ、カモガヤ、ブタクサなどです。
STEP 01
このような情報から、アレルゲンを推測していきます。鼻腔内を観察して特有の所見が確認できれば、治療方針を決定します。鼻汁中の好酸球検査も診断に有効です。
STEP 02
他のアレルギー疾患と同じように原因を見つけることが重要です。血液検査、鼻汁中好酸球や皮膚テストなどで原因と特定します。
STEP 03
原因となるアレルゲンの除去や回避が基本となります。薬物療法としては、内服薬や点鼻薬があり症状が強い場合はこれらの薬品を組み合わせて使用することもあります。
体質を改善する治療にアレルゲン免疫療法があり、ダニとスギ花粉が原因のアレルギー性鼻炎に対しては、舌下免疫療法もあります。
花粉によるアレルギー性鼻炎の時は、アレルゲンを吸入しないように、マスクで鼻や口への侵入を防ぎ、花粉対策用メガネで目を守りましょう。衣服は表面がツルツルした素材を選ぶと、花粉の付着を抑えられます。
また、帰宅時には玄関で衣類をよく払ってから入室することや、洗濯物は室内に干すなど、室内への花粉の持ち込みを防ぐ環境づくりが重要です。
抗ヒスタミン薬・抗ロイコトリエン受容体拮抗薬や漢方薬の使用により、症状の改善が見込めます。
治療のための抗ヒスタミン薬では眠気が生じる場合がありますので、学校や職場に影響が出ないように、眠くならない種類の内服薬を選ぶことが重要です。
その他、点鼻薬なども併せて使用すると効果的です。
本格的な飛散時期を迎える前から対策をスタートすると、軽微な症状が現れた段階ですぐに服薬を開始する「初期治療」です。
飛散開始予測日に合わせて薬を準備しておき、症状の兆しが見えたら直ちに使用を始めることで、ピーク時の症状を軽減できる可能性が高まります。
毎年つらい思いをされている方には、特におすすめの方法です。事前にご相談ください。
アレルギー体質そのものの改善を目指す治療法として「免疫療法」があります。定期的な注射による「皮下免疫療法」と、毎日舌下に薬剤を投与する「舌下免疫療法」の2つの方式があり、いずれもダニやスギに対よるアレルギー性鼻炎に適応があります。
(舌下免疫療法についての候参照)
耳鼻科では、鼻症状に対するレーザー治療など外科的治療があります。
こどもの鼻水は取ってあげたほうがよいですか?
まだ自力で鼻をかめない小さなお子さまの場合、保護者の方が鼻水を除去してあげることが大切です。
鼻水にはウイルスや細菌といった病原体、炎症を起こす成分が含まれており、放置すると中耳炎や副鼻腔炎を引き起こす恐れがあります。特に赤ちゃんの場合、鼻が詰まると呼吸が困難になるため注意が必要です。
市販の吸引器具にはさまざまなタイプがあり、据え置き型の電動式は、価格が高めですが効率よく吸引できます。ただし、保護者の方が口で直接吸うことは二次感染のリスクがあるためお避けいただいたほうがよいでしょう。
花粉症の薬で気をつけるべきことはありますか?
他のアレルギー疾患で服用中の薬がある場合、効果が重なる可能性があるため、受診の際に必ず薬剤名をお伝えください。
また、一部の薬には眠気などの副作用があり、服用後の運転操作などを控える必要がある場合もあります。医師や薬剤師からの説明をしっかり聞いていただき、注意事項をお守りください。